不妊治療

当院の不妊治療
について

産科外来について

当院で行う不妊治療はタイミング療法と人工授精をメインとする一般不妊治療です。

※生殖補助医療ART=体外受精や顕微授精は行っていません
※他院で不妊治療の受診経験がある方は、検査結果などをご持参ください。

一番大切なこと

患者さまの中には、そもそも不妊治療を受けた方がいいのか、どこに相談したら良いのか分からない、自分は治療を受けたいけどパートナーと上手く話せないなど、誰にも相談できない辛い悩みを抱えておられることがあります。
そんなときに一番大切なことは、不安になったり悩んだりしたときにお一人またはご夫婦だけで思い悩まず、気軽に婦人科へ相談することです。

私達は患者さまの年齢や背景、ご希望にそって適切な検査や治療、またはステップアップの時期などを検討しながら、治療方法を共に相談していきます。

プレコンセプション
ケア

コンセプションとは赤ちゃんを授かること、「受胎」の事を言います。
プレコンセプションケアとは妊娠前に将来の妊娠、出産に対してヘルスチェックを行ったり、生活環境を見直したりすることです。特に当院では不妊症のメソッドや従来のブライダルチェックの概念も組み込み、今後妊娠出産を目指す女性のためのトータルヘルスケアとしてプレコセンセプションケア外来を行っています。

当院での検査について

ホルモン検査

月経周期に合わせて、適切な時期に数回に分けて女性ホルモンなどを検査します。排卵障害のパターンや、不妊に関わる内科の病気の有無、ホルモンバランスの乱れなど様々なことが分かります。
また年齢や経過に応じて、卵巣年齢を調べる検査(AMH)や精子に対する抗体検査(抗精子抗体)などを追加で行います。

超音波卵管造影検査

※当院で不妊治療を受けておられる方のみの検査となります。

当院ではレントゲンではなく超音波を用いた卵管造影検査を行っています。超音波卵管造影検査で使用する造影剤は、ヨーロッパを中心に世界25ヶ国で使用されており、オランダから輸入しています。ヒドロキシセルロースやグリセロールからなり、様々な食品や化粧品などに広く使用されている成分です。従来のレントゲンを用いた卵管造影と検査精度は変わらず、アレルギーや感染症の報告がなく、また検査時の痛みが少ないといわれています。喘息やヨードアレルギーがある方でも使用できます。

精液検査

男性不妊の検査も受け付けております。予約が必要ですが、リアルタイムで検査を行うため、検査当日に結果をご説明いたします。

不育外来

不育外来とは、流産を繰り返している方、または次回の妊娠が流産するのではないかと不安な方向けの外来です。
流産は女性とその家族にとって大変衝撃的で辛い出来事です。
早期流産の80~90%近くは胎児の染色体異常が原因とされているため、次回の妊娠に向けて検査や治療は通常必要ありません。当院では反復流産の時点で不育症のスクリーニングをおすすめしています。
また、初回流産はスクリーニングの必要はありませんが、年齢が高い場合や不安が強い方には説明の上、項目を選んだ上での検査をおすすめすることもあります。

早期流産と不育症

妊娠12週未満で流産することを早期流産と言います。早期流産は全妊娠の10~15%に起こり、決して稀ではありません。
2回連続で流産になることを反復流産、3回連続を習慣性流産と言い、不育症は「妊娠はするけれど2回以上の流産・死産もしくは生後1週間以内に死亡する早期新生児死亡によって児が得られない場合」と定義されています。

産み分け外来

産み分けとは、「希望する性別を産み分ける」ことです。
当院では産み分けの方法に不妊治療のメソッドを導入しています。腟内環境のコントロール、性別を決定する染色体を持つ精子をどれだけ選別できるか、そして排卵日を正確に予測できるかが、産み分け成功の鍵だと考えています。
産み分け率に関しては様々な報告があり、一般的に80%の産み分けが可能とされていますが、実際の印象としては70~80%程度かと思います。過度な期待はせず、100%の確実な産み分け方法はないことを十分にご理解ください。

産み分けを行うと妊娠率がやや低下しますので、初めてのお子さんや妊活期間、女性側の年齢、合併症などを考慮しどの程度産み分けを優先させるかなど、患者さま一人一人に合わせて治療方針を決定しています。

当院での不妊治療を
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他の症状が気になる方

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